宅建・独学のメリットとデメリット、使用教材や勉強時間(体験談含む)

近年、やや難化傾向にあると思われる宅建試験ですが、それでも独学で十分に合格可能な試験です。

ここでは、宅建の独学について、そのメリットとデメリット、最適な使用教材(私が実際に使って合格したテキスト、過去問)や合格に必要な勉強時間の目安を、体験談を元に以下に紹介します。

※あくまでも私の体験談をベースにした個人的な意見です。人によって考え方が違う場合は十分あります。一つの参考程度にしてみて下さい。

※資格取得については宅建取得(宅建試験に合格)のメリットとデメリットにて説明しております。

独学のメリットとデメリット

メリット

費用があまりかからない(市販の教材は必要)
働きながらでも時間調整がある程度可能
連絡をしたり人と合ったりする必要がない
受かるとより自信が付く

デメリット

法改正の知識が抜けやすい場合がある(ただ、対策可能)
ダラダラしてしまうことがある

このようなことが主に挙げられます。

まず、「費用があまりかからない(市販の教材は必要)」というメリットがあります。

最初に書きましたように、宅建は十分独学で合格可能な試験です。近年難化しているとはいえ、それでも十分可能だと感じます。(実際に私は完全独学でした)

独学で十分受かる試験に、多くの費用(予備校通信教育)をかけるのはあまりおすすめはしません。

例えば、これが司法書士試験であれば独学より予備校や通信教育の方をおすすめしますが、それは逆に独学だとかなり難しいからです。(可能だとは思いますが非常に難しいと思われます)

独学で長期化するより、予備校等で学ぶほうが結果的にはやかったりするためです。(合格&撤退含め)

こういったことを含め、どちらが合理的か考えた時に、宅建の場合は独学の方が良いのではないかと個人的には考えております。(もちろん人による部分もあります)

また、次の「働きながらでも時間調整がある程度可能」というメリットも大きいです。

もちろん、働いていない場合でも同様で、勉強時間やスケジュールは自分で自由に管理出来ます。

当然ながら、意思の強さや自己管理が出来なければなりませんが、ある程度自由に決められるというのはシンプルにメリットです。

続いて、「連絡をしたり人と合ったりする必要がない」という点ですが、これも人によっては何気に良い部分だと思います。

独学は自分との戦いという面が大きめになるとはいえ、通学して人に合ったり、学習のやり取りをする必要がありません。

人間関係のデメリットというのはないと言えるので、考え方次第ではこの点は個人的には良い部分かなとは思いました。(※もちろん人によります)

次にデメリットについてですが、「法改正の知識が抜けやすい場合がある」という点が挙げられます。

ただ、こちらは注意深く情報収集していれば独学でも十分対応は可能です。

各テキスト等から、ハガキを送ったり、会員登録をしたりすることにより、法改正情報を送ってくれたり、サイト等で閲覧することが出来るからです。また、今の時代はYouTubeにて有益な情報が無料で見ることも出来るので、そちらも参考にしても良いです。

宅建試験であれば、これらの方法で独学でも法改正の対応はどうにかなると個人的には思います。

また、この他のよくあるデメリットについては予備校や通信講座のサイトが挙げていることも多く、その場合デメリットを多めに書いていることも結構あります。(良いテキストを見つけることが出来ないや重要な場所がわからない的な)

ただ、現在はインターネットで情報収集出来ますし、良いテキストは自力で探すことは可能です。

また、重要な場所はテキストでわかりますし、宅建の場合は過去問を繰り返すことにより自然とわかります。(※宅建は過去問が非常に重要だと思います)

そのため、個人的には独学で何も問題はないのかなとは思っております。

もちろん、より確実性を求めたい場合は予備校や通信講座の利用が良いとも思いますが、費用を掛けずに受かりたい場合は、独学でも努力すれば宅建は全然受かるのでそれがベターなのかなと個人的には思っております。

あとは、「ダラダラしてしまうことがある」という点があります。この部分はメンタル面のコントロールである程度対策可能です。

勉強時間の目安と独学におすすめな使用教材

宅建は300時間~600時間程度の勉強で合格可能だと個人的には思います。※最近の試験は、合格するのが難しくなりつつあるので~600時間程度と幅を広げております。

インターネット上では250~300時間といわれていることが多いですが、現時点の試験&初学者であれば個人的には500~600時間程度がより良いのかなと思います。(より確実&確率の意味で)

私の場合は、正確に計測していないのではっきりした時間はわからないのですが、自宅での普通の勉強に加え、スキマ時間の活用や歩いて移動中にボイスレコーダー、車の中で宅建のCDを聞いていた時間等を含めれば500時間以上は勉強していると思われます。

その勉強時間で自己採点41点(合格ラインは38点以上)でした。

ネット上や周囲の話と比較すると私の勉強時間は多めのようです。

ただ、中にはかなり勉強していても言わないケースもありえるので、時間が取れる方は1000時間とか勉強しても良いのかなと思います。

1000時間となると、宅建試験においては少しやり過ぎではありますが、合格の可能性はかなり高くなると思います。もちろん、もっと少ない時間で合格した方が良いのは間違いないのですが、受からないとまた次は1年後なので、可能であればがっつりやっておいたほうが安心です。

※ただ、初学者でも勉強が得意&試験慣れしていたり、効率が良い方であれば300時間以上やらなくても十分合格するとも思います。(記憶の天才であればさらにもっと短期間で可能かもしれません)

私が独学で使った教材と勉強方法

使用した教材の写真

初学者の方や学生時代後に勉強を全くしなくなっている方は、まず最初に勉強法の本をいくつか読んで実践すると効率的に進めやすいです。

おすすめとしては、医師や脳科学者が書いている本、または難関資格取得者が書いている本が良いです。※個人的には複数の本を読んでみるのが良いと思います。

続いて、私が独学で使った教材(テキストや過去問)を紹介します。

※有名な教材であればどれを選んでも良いとは思いますし、合う合わないもありえますが、一応、私はこれらで合格はしているので一つの参考にしてみて下さい。

まず、インプットに使うテキストですが、「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト (わかって合格る宅建士シリーズ)」を使用しました。

また、権利関係(民法)については、これだけではやや厳しいと途中で判断し、「出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係」も追加で使用しました。

ちなみに、「出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係」を買ってからは権利関係はこちらしか使いませんでした。

テキストは上記のみです。

※なお、車とかで移動中に聞くように「パーフェクト宅建の 聞くだけ 法令上の制限・その他 (聞いて覚える宅建)」というのもインプット教材として使いました。全部揃えると費用がかかるので、個人的に覚えが悪かった法令上の制限・その他のみを使いました。

次に過去問ですが、「わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 」を基本的には使用し、宅建業法だけはさらに追加で「出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 2 宅建業法」も使いました。

その理由ですが、宅建試験において宅建業法は勉強すれば比較的得点しやすいため、ここはあまり落とせない科目と判断したからです。

そのため、宅建業法は満点を狙おうと考え、評判の良かったウォーク問過去問題集も追加しました。

なお、出る順宅建士ウォーク問過去問題集は全科目揃えたのですが、これを何周もするのは時間的に間に合わないと考え、宅建業法以外は1周して止めました。

宅建業法は、わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス)を4周、5周に加え、ウォーク問過去問題集(宅建業法)も6周程度やりました。

あとは、スキマ時間や他の勉強に飽きてきた時に使うように、「ユーキャンの宅建士 これだけ! 一問一答集」も使用しました。

一問一答は意外と有効です。(もちろん、普通の過去問をやるのが前提です)私はユーキャンのものを使いましたが、書店で見た限り何でも良いと思います。

一問一答は手軽に回しやすいので、覚えることが多い(暗記)法令上の制限の部分を何周もしましたが、その効果はあったと試験を受けて感じました。

勉強のやり方、進め方としては、まずはテキストを一回読み、その後は過去問中心でやりました。

たまに過去問にあきたらテキストを読みましたが、あくまでも過去問メインでした。

ただ、民法(権利関係)だけは上で挙げた「出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係」を5周程度は読み込みました。

過去問をやっていく中で、権利関係だけはある程度深く理解していないとわけがわからなくなることがあったからです。

そのため、過去問もやりつつテキストもまわしました。ちなみに、それでも14点中10点でした。

※下でも書いておりますが、権利関係(民法)だけにはまりすぎて長時間勉強してしまうというのは注意が必要です。あくまでも宅建業法やその他の暗記系をほぼ完璧にし、さらに安定化させるためにバランス良く学習するという形にしないと逆にコスパが悪くなる可能性もあります。権利関係は比較的難しく(満点は狙いにくいレベル)、配点も14点だからです。

また、模試(予備校がやっているような)については受けておりませんが、市販の「出る順宅建士 当たる! 直前予想模試」というのを1回分だけやりました。

これは時間配分やどこから解くか(順番)といった流れを掴むためだけです。ストップウォッチを使って時間を計測して行いましたが、この模試の点数は全く気にしませんでした。

教材の小まとめ

簡単にまとめますと、一通り基本を学ぶためにテキスト(だいたい分厚い)を一冊、苦手な分野(私であれば権利関係や法令上の制限)を追加、過去問は12年分のものを4、5周、あとは落とせない宅建業法だけ「出る順宅建士ウォーク問過去問題集」を追加で6周程度まわすという感じです。

権利関係以外は、過去問をひたすら繰り返すことにより何とかなりますので一通りテキストを読んだら過去問中心に学習するのがおすすめです。

権利関係(民法)は別にもう一冊テキストを用意し、ある程度理解を深める学習も同時にするのがおすすめです。

私は「出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係」を使用しましたが、民法の基本テキストを一冊買うのも良いです。

例えば「民法がわかった」や「国家試験受験のためのよくわかる民法」といった書籍です。

繰り返しになりますが、民法は他科目以上にテキストをしっかり読み込んだりして理解しながら、過去問も同時にやるのがおすすめです。

権利関係(民法)で満点ではなくてもそこそこ得点できれば、他の人と差をつけられる可能性もあるため、個人的には捨てたりせずある程度しっかり勉強した方が良いと考えています。

ただ、あまり権利関係にはまりすぎる(そこばかり重視してしまう)のはコスパが悪くなるので、宅建業法やその他の暗記系をある程度完璧にしつつ、さらに民法も安定させるためにやっていくという流れの方がトータルの点数は上がるかなと思います。

宅建業法はしっかりやり込めば20点中18~19点取ることは十分可能ですし、状況次第では満点を取るのも可能(2020年の10月の難易度なら)ですが、権利関係の満点はかなり難しいからです。

その上、14問ですのでその点は意識しながらバランスを取るのが個人的にはおすすめです。

関連ページ:宅建取得(宅建試験に合格)のメリットとデメリット