宅建取得(宅建試験に合格)のメリットとデメリット

ここでは、宅建取得(宅地建物取引士資格試験に合格だけも含む)のメリットとデメリットについて、体験談を含め簡単に解説します。

私自身は、令和2年の試験(10月の試験)で合格しました。

宅建の合格証書

※あくまでも一般的な情報&体験談をベースにしております。人によってメリットとデメリットが違う場合は十分あります。そのため、以下は一つの意見として参考程度にしてみて下さい。また、下記は、時間の経過とともに追記する可能性があります。(体験談や取得後時間が経過して感じたことが増えた場合など)

宅建取得のメリットとデメリット

メリット

取得のデメリットが少ない
独学でも十分に合格可能
就職や転職、アルバイトで有利になる場合がある
宅建士でなければ出来ない仕事がある
コスパが良い
知識は生活に意外と役立つ(家関連)
脳トレになるかも
合格で自信がつく
ステップアップに繋がる(特に法律資格)
知名度が高い(人気の資格)
情報が多い

デメリット

一昔前より合格するのが明らかに難しいと思われる(個人的な感想)
働きながらだとやや大変ではある(時間含む)
簡単な試験と思われている場合があり小馬鹿にしてくる人がたまにいる

上記のようなことが挙げられます。

最初に言えることとしまして、上記の通りメリットは多くデメリットは少なめということです。

まずこの点(取得のデメリットが少ない)はシンプルに良いと個人的には思っています。

※当サイトでは様々なことのメリットとデメリットの情報ついて書いておりますが、その中ではデメリットが少ない印象という意味も含みます。

続いて、「独学でも十分に合格可能」についてですが、宅建は他の法律系の資格と比較しても独学に向いていると感じます。(他の法律系資格の中では比較的取得しやすい)

私の実体験でもそうでしたが、周囲の話を聞いても独学で取得した人はかなり多いです。(社会人もですが学生も多い)

例えば、司法試験予備試験や司法書士試験は完全な独学ではほぼ無理だと思われますし(司法書士試験であれば僅かには聞いたことはありますが周囲にはほぼいないです)、行政書士試験は独学でも可能ではあると思いますが、かなり苦戦する場合も多いです。

繰り返しになりますが、それら(他にもありますが)と比較すれば、宅建試験は完全な独学でかつ比較的短期で十分合格が可能だと個人的には思っております。

というか、宅建は独学で良いのではないだろうかと思っております。(個人的な感想)

参考ページ:宅建・独学のメリットとデメリット、使用教材や勉強時間(体験談含む)

次に、「就職や転職、アルバイトで有利になる場合がある(特に不動産関係)」についてです。

宅建資格がなぜ転職や就職に有利かと言うと、宅建業者は事務所や定める場所ごとに専任の宅建士を置かなければならないことになっているからです。

事務所であれば5人に1人以上必要と決められています。

つまり、宅建の資格を持っていれば、まずはそれだけである程度有利になるというわけです。(もちろん他の要素もありますが明らかに有利になる要素の一つでしょう)

アルバイトやパートは上記の専任ではありませんが、一般の宅建士であることには変わりはなく、専門的な業務も可能でありますしバイトから正社員にステップアップすることもあるため、宅建の資格があると何かと有利なのです。

これらは、次の「宅建士でなければ出来ない仕事がある」ともつながっております。

宅建士の法定業務として、重要事項の説明、重要事項の説明書に記名押印するということ、契約書(37条書面)に記名押印することがあり、これは独占業務となります。つまり宅建士のみが行うことができる仕事ということです。

宅建士でなければ出来ない独占業務があるというのは、宅建取得の大きなメリットであります。

そして、これらのことを考えても、宅建資格取得はコスパが良いと感じます。

法律系資格の中では比較的取得しやすいとは言え合格するのは意外と大変です。

最近は明らかに難化しておりますし、舐めていると普通に落ちる資格ではありますが、それでも、正しい方法で一生懸命一定期間勉強すれば、自力(完全独学)で比較的短期間(他の法律系国家資格と比較して)で取得可能な範囲だとは個人的には思います。

その上、上記のようなメリットがあるということですのでコスパが良いと思うのです。

続いて、「知識は生活に意外と役立つ(家関連)」についてですが、学んだ知識というのは生活においても意外と役立ちます。

権利関係(民法)が生活に役立つ知識なのはもちろん、宅建業法、法令上の制限、税も、特に家関連で役立つことでしょう。

今後自宅を購入したり、アパートやマンションを借りたりするときや、不動産投資を考えている場合も、宅建の試験勉強で学んだ知識があるとないとではだいぶ違いがあるのではないかと個人的には思います。この点もシンプルにメリットになります。

次に、「脳トレになるかも」についてですが、私は脳に関して素人なので脳トレの定義や正しい使用方法は正確にはわかりませんが、社会人になっても一定時間必死に勉強することは脳に良いのかなと個人的には思いました。

宅建は「試験に受かる勉強」もしないとならないので、強引に「暗記」したりしなければならないし、権利関係(民法)はある程度深い「理解」も必要だからです。

そのため、宅建試験はある意味脳トレにもなり、頑張ればメリットの多い資格も取得出来る可能性がある(他の難関法律系資格と比較してその可能性が高い)という有益な試験だと思うわけです。

続いて、「合格で自信がつく」についてです。

これについては、宅建に関わらず「資格試験に合格すると成功体験が出来たり自信がつくよ」と、たまに周囲に言われたりしておりましたが、私はそこまで気にはしておりませんでした。

もちろん、学生時代に受験やセレクションに合格したりして自信が付いた経験はあるのですが、宅建試験を受けるに際して(もし受かったら)そのようなことになるだろうとは思っていなかったのです。(社会に揉まれて純粋な気持ちが減少していたからかもしれませんが)

しかし、実際にある程度努力をして合格してみると意外にも自信がつきました。また、「合格して嬉しい」という気持ちも結構ありました。

もちろん、社会人だけではなく学生でもこの気持は同様かと思われます。どんな資格や試験でも同じですが、努力して結果が出ると純粋に嬉しいし自然と自信が付くようです。

次に、「ステップアップに繋がる(特に法律資格)」というメリットもあります。

例えば、行政書士、司法書士といった資格を検討している場合などです。

もちろん、難易度が違いますが、宅建で勉強したことは無駄にはなりませんし、試験慣れという面でも一定のレベルは上がります。

また、その他にもマンション管理士や不動産鑑定士など親和性や相性が良い資格もあるので、まずは宅建から取得し、上記で挙げた自信や成功体験を積み、どんどんステップアップしていくというのも可能です。宅建を取得することでモチベーションも上がると思います。

また、「知名度が高い(人気の資格)」という点もある意味メリットの一つでしょう。

宅建試験は毎年20万人程度が受験する人気の資格で知名度が高いです。

つまり、「宅建試験合格した」とか「宅建試験を受ける」と周囲に話すと多くの場合普通に理解されます。

資格によっては非常に難しい資格でも知名度があまりないというものもある中、宅建試験は多くの人が知っていたり聞いたことがあるレベルの資格試験だと感じます。

この点は、細かく説明したりする必要もあまりないですし、すぐに理解されやすいという意味でメリットだと考えました。

なお、この知名度の高さは次に挙げた「情報が多い」という点にも繋がります。

宅建試験の情報はかなり多いです。インターネットはもちろんのこと、書店に行っても多くのテキストや関連書籍があります。

この情報量の多さは、資格取得に向けての試験勉強がやりやすいというメリットにつながります。

続いて、デメリットについて見ていきます。

個人的な感想としましては、デメリットはあまりないとは思っているのですが、挙げるとするなら上記の点になりました。

まず、「一昔前より合格するのが明らかに難しいと思われる(個人的な感想)」という点があります。

試験を受けてみたり、過去問を見たり、実際に最近(ここ5年以内とか)受けた人に聞けばわかるかと思われますが、宅建試験の難易度というのは一昔前と比較すると明らかに難しくなっていると感じます。

私が学生の時(10数年前)も宅建の知名度は高く受験する人は多くおり、私も情報収集をしていた時期もありましたが、その頃と比較するとこの点は肌感覚ではありますが明らかに難化していると感じます。

当時は100~200時間程度勉強すれば受かるとか、数週間レベルの丸暗記で詰め込めばなんとか受かるなどと言われている場合がありましたし、今でもそういった情報が残っていることがあるかもしれませんが、同レベル(初学者)で比較すると現在では無理だと思われます。(※小さいときから勉強が得意で試験慣れしていたり、または司法試験や司法書士、行政書士に受かっていたりする人ならすぐ受かる可能性はありますが。)

現在でも、勉強時間の目安として合格まで300時間程度の勉強は必要と言われておりますが、完全初学者であればもう少し勉強した方が確実だとは個人的には思います。

これは、最近の試験が難しいのか、または逆に問題自体簡単になっているのか、はたまた受験生のレベルが上がっているのか、など色々と考えられますが、個人的には受験者のレベルが年々上がっているのではないかと思っています。

※なお、2020年(10月)に関して言えば、合格率は17%超えている&その合格点が38点という状況で、比較的多くの方(17%超えという意味で)が38点以上は取っているということになりますが、問題が多少簡単としても、やはり権利関係があるので、38点以上取らないとならないというのは他でミスが出来ないという点で意外と大変だと思います。

そのため、昔のイメージで始めると、案外受かるのが難しいということになりがちな点はある意味でデメリットだと思います。

そうなると、次の「働きながらだとやや大変ではある(時間含む)」という点も出てきます。

初学者だと比較的がっつり勉強しないと受からない可能性があるので、働きながらだとやや大変ではあります。

もちろん、他の法律系の資格と比較すればそれでも取得しやすいので考え方次第ではこのデメリットはメリットになりえますが、この点も昔のイメージのままだと、やや大変になりがちになることが考えられます。

あとは、「簡単な試験と思われている場合があり小馬鹿にしてくる人がたまにいる」という点が極稀ではありますがあるようです。

もちろん、気にする必要はありませんし、議論しても時間の無駄なのでそのようなことを言う人は無視して良いと思います。(体験談としてはほとんどおりませんが、周囲には少ないとはいえ一定数いるようですしインターネット上にもいるようです)

そもそも、何か目的・目標があって一定の努力をして取得した、または取得を目指す人がほとんどだと思いますし、そのことについて上から目線で小馬鹿(誰でも受かる試験だよねとか宅建程度に落ちたの?とか)にするというのは、人として残念なので、相手にしなくて良いのかなと個人的には思ってしまいます。

そのため、デメリットとは言えないとも言えますが、耳に入ることは実際たまにとはいえあるので、一応ここではデメリットとして挙げました。

※実際のところ、上でも書きましたが、ここ最近の宅建試験は明らかに難化していると感じており、誰でも受かる簡単な試験とは言えないです。(この点は昔もですが)甘く見ていると普通に落ちる試験という印象が強いです。

最後に、上記では挙げませんでしたが、試験が年に一回というのはちょっとしたデメリットと言えるかもしれません。

2020年は、新型コロナウイルスの影響で2回に分けられましたが、そのどちらも受験するということは出来ませんので基本は一回です。

普通の状態であれば完全に年に一回しかないので、合格できないとまた来年(一年後)受けるということなのでその意味で結構大変にはなります。

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